2014/01/28
「食」の都、フランス・パリで、福島県が農産物の検査態勢などを説明した。
赤べこや漆器などが並んだパリ市庁舎。
パリっ子たちが集まったのは、福島県産の日本酒。
フランスの消費者は「ちゅうちょしたりしない。その証拠に、これが2杯目」と話した。
福島県が、パリで開いた説明会。
県の担当者は、放射性物質の検査基準は世界的にも厳しく、安全なものだけを出荷していると説明した。
また、福島第1原発事故で避難生活を送る富岡高校の生徒が、世界中からの支援に感謝の気持ちを述べると、会場から拍手が送られた。
富岡高校2年・高橋洋人さんは「フランスから、たくさんの支援をいただいたと聞いたので、感謝の気持ちを伝えたかったのと、震災があったけど、元気にしているという姿を見せたかった」と話した。
現在、EU(欧州連合)は、福島県産の全ての農産物に対し、輸入の際に検査証明書を添付することを義務づけている。
福島県は、新たに結成されたパリの福島県人会などを通じて、正しい情報を伝えていきたいとしている。