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【米シー・シェパード】捕鯨妨害を永久に行わないことで日本側と合意

2016-08-23 8 Dailymotion

日本の捕鯨に対する過激な妨害に、これでピリオドが打たれるのか。反捕鯨団体シー・シェパードとの間で、「永久に妨害をしない」との合意が成立した。

 衝突の瞬間、大きく揺れる船体。

 これは、アメリカの反捕鯨団体シー・シェパードが、日本の調査捕鯨船を妨害する様子をとらえたもの。

 こうした過激な行為を繰り返してきたシー・シェパードが、「永久に妨害行為を行わない」ことで、日本側と合意した。

 クジラの生態や、分布状況を調査する目的で、日本が南極海などで行っている調査捕鯨。

 これに反対するシー・シェパードは、10年ほど前から、妨害活動を行ってきた。

 その妨害を主導してきたのが、カナダ人活動家のポール・ワトソン氏(65)。

 ボートに乗った、黒ずくめの男たち。

 日本の調査船に向けて、ロケット弾を発射。

 さらに、調査船に投げたのは、強い異臭を放つ、酪酸が入ったガラス瓶。

 それだけではない。

 船に向けて、レーザー光線を照射したり、調査船のスクリューにロープを巻き込ませ、航行を妨害したりしたことも。

 2012年に、調査船を取材した際の様子。

 度重なる妨害行為を受けた船体は、投げつけられた塗料で汚れ、スクリューにも、ロープが何重にも巻きつくなど、大きな損害を受けていた。

 エスカレートする妨害行為で、乗組員の安全が脅かされ、調査活動にも支障が出たことから、日本側は2011年、アメリカ・ワシントン州の連邦地裁に、妨害中止を求めて提訴。

 その結果、シー・シェパードは、妨害行為を永久に行わないことで日本側と合意。

 調査船への攻撃や、安全を脅かす航行や、公海上で調査船のおよそ450メートル以内に接近することも禁止された。

 今回の合意は、アメリカの団体の活動に限ったもので、オーストラリアなどの団体に効力は及ばないが、訴えた日本鯨類研究所は、「完全には喜べないが、一定の評価はしている」とコメントしている。

 2016/08/23 18:40