日本鯨類研究所などは、アメリカの反捕鯨団体「シー・シェパード」との訴訟で、調査捕鯨船に対する妨害行為を行わないことなどを柱とした調停に合意したと発表した。
これに対し、シー・シェパードの中にあるオーストラリアの団体は、妨害を続ける考えを示した。
シー・シェパードのオーストラリアの担当者は、「オーストラリアは、日本と同じく独立国家だ。アメリカの法律は、オーストラリアには影響しない」と述べ、今回、日本鯨類研究所と「アメリカ」のシー・シェパードとの間で合意した、妨害行為を行わないとする内容は、自分たちの活動には適用されず、影響はないとして、今後も「クジラを守る活動をする」と主張した。
アメリカのシー・シェパードとの合意では、調査船と乗組員を攻撃したり、安全な航海を脅かすような航行を永久に禁止することなどを柱としている。
2016/08/23 20:24